冷え取りで妊娠しやすい体質へ
女性に多い冷え性は、妊娠にとって大敵です。
冷え性は身体の機能を低下させますが、とくに子宮や卵巣など生殖器官のある下半身は、冷えの影響を受けやすいのです。冷えによって血流の循環がわるくなり代謝が低下すると、ホルモンのバランスも乱れてしまいます。その結果、無月経、生理不順、肩こり、むくみ、肥満、肌荒れなどの症状を引き起こします。
また、卵巣も血液の流れが悪くなると、ホルモンの刺激に対応出来なくなってしまい、生殖機能である卵巣の機能も低下してしまいます。
こうして不妊になりやすくなるのです。
俗に言う〝冷え取り〟とは、多くの女性が抱える悩みである〝冷え〟を解消することによって〝妊娠しやすい体質改善〟に取り組むための対策です。
つまり、妊娠しやすい体づくりのためには冷えを解消することが大切です。つきなみですが……冷えの解消には、まず体を冷やさないことです。
ではどうすれば冷えずにすむか?
体を締め付けない服装を心がけましょう。
体を締め付ける服装は血行を悪くし冷え性につながります。特にきついガードルやタイトなズボンのように、下半身を締め付けるタイプの服装は子宮や卵巣など生殖器官の血行を悪くして、不妊につながります。
血行をよくして体を暖める工夫をしましょう。
血行を良くすることは冷え取りに有効です。では、私が実行した冷え取り方法を公開しましょう。
とは言いつつ、どれもこれも簡単な方法ばかりです。なんだそれぐらい?といった印象を与えてしまうものばかりですが、逆に言うと、日常生活で簡単な工夫をするだけで冷え取りは可能だと言うことにもなりますね。
- どこに行くにも車を使っていませんか?
ありがちなのが、すぐ近くのコンビニに行くのにも車でブーンと行っちゃう人。血行を良くするには適度な運動が効果的です。
適度な運動とは? なにも「さあ!運動しなくちゃ?」と、特別な行動であらねばならない訳ではないのです。
日常生活で非運動を運動に変えるだけで十分〝適度〟だと思いますよ。
たとえば車を使うところを数十分のウォーキングに代替えしてしまう。
良ければ、iPhoneの歩数計で一日の歩数をチェックしてみてください。千歩以内ならあなたは相当な運動不足です。
是非、歩くことから適度な運動を実施しましょう。
- 毎日の入浴を血行促進に利用する
40度を切る、ぬるめのお風呂に数十分間、みぞおちまでつかるだけにします。
それが半身浴です。
- 血行は体の端々で鈍くなる傾向
人は体の先っぽの血行が良くないものですよね、心臓から遠くなるほど血液のリターンが鈍くなるのですから当然の理屈なんですが……
なので、足の先を直接的にケアします。
細い目の綿タオル、なければ細く切って、足の指の間に通して交互に引きます。
つまり、乾布摩擦のように足指の間をゴシゴシやるのです。
次の方法はシャワーを使います。
足の指先に熱い目のシャワーを約1分あてます。
直後、今度は冷水をあてます。
熱いと冷たいを交互に繰り返すだけの単純な方法ですが、指先がほっこりと赤くなれば成功。足先の血液は刺激を受けてどんどん回り始めます。
冷えをとるために血行を良くする。慢性的な冷え性を改善した体質作りは、妊娠の成功率を高めてくれます。
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