不妊治療の病院に抱いた不信感はドンピシャだった
不妊治療を開始したとき、不妊治療専門院への不信感を抱いた経験があります。
うちの病院ってなんか変かも?結婚から妊活解禁で、自分が妊娠しやすい体質ではないと感じ始めた頃、不妊治療で有名な病院へ通うことになりました。
ちょっと成り行きっぽいいきさつでしたが、もうすぐ30代になろうかとしていた頃なので自然にまかせて時間だけ過ぎるよりも、もっと効率よく行こうといったところ。
有名だから…という根拠だけで選んだ不妊治療専門院。
診察の順番がくると、先ずは基礎体温票を見ながら「フ〜ン、生理がここだから排卵はそろそろですね。じゃあ、ちょっと見てみましょうか」と診察台へ膣内エコーで卵胞の大きさを見て、「ウン、これが卵胞。わかります? 丸いの。いいね、ウン、ウン…」と一人で喋って一人で納得、みたいな先生……。
そして毎回の診察ではなぜかいつも「今日明日中に排卵ですからがんばってください」で終了。
生理の5日後からクロミッド、5日間飲み終えてから1週間後くらいに行くことになっていたものの、日曜祭日にかかるとちょっとズレます。
毎回同じ周期で行くわけじゃないのに、毎回「今日明日中に排卵ですね」ってほんとかな? と、正直思ったものでした。
結局、最初に行ったその病院は7ヶ月ほど通って転院。自分でもいろいろ不妊治療の勉強をしてきて、どうもこの病院はなんか変かもと不信感を抱いたのがきっかけです。
初診のときから、尿検査も血液検査も無く、唯一やった検査らしい検査である卵管通水検査で「卵管に癒着があるかも?」なんて言っていたくせに、なぜかその後もタイミングの指導のみ……。
これってどうなの? 大丈夫なの? 卵管に癒着があるなら、タイミングしたってダメなんじゃないの?
思えば思うほど…かかった先の病院に不信感が抱かれ、これでは不妊治療になっていないとジャッジしました。
そもそも不妊治療は根本治療ではありませんから、病院との信頼関係は非常に大切で、不信感が少しでもあれば、その不信感はどんどん大きくなってゆくものです。
病院への不信感はドンピシャ。結果論ですが、転院して良かったと思います。
次に通った不妊治療専門院は、ネットで見つけた病院です。問い合わせのメールアドレスを公開していたので、事情を話して転院とあいなりました。
最初の病院では、どうせろくに検査もしていないので、紹介状もカルテも必要なしでしたし、新しい病院ではとりあえず自分の体がいったいどういう状況にあるのかを検査することになりました。
すると、前の病院では子宮も卵巣も異常なしと言われていたのに、こちらの最初の内診では「子宮筋腫と卵巣のう腫があるかも?」と言われる始末でした。
すでに終えた血液検査で詳しいことがわかりますが、もし本当にあってもまだ小さいはずなのでたいしたことない……とは言われましたが、やはりちょっと心配。
でもまあ、お医者さんもスタッフも感じのいい人ばかりだし、しばらく腰をすえてお世話になろうと思ったと記憶しています。
不妊で悩む女性たちは、時間に追われています。
年をとればとるほど実際的に妊娠の成功率は下がり、他の諸条件も悪くなっていきます。だからこそ、不妊治療は効率的で信頼の置ける内容でなければなりません。
他人にとってベストな不妊治療も病院も、そっくりそのまま自分にとってもベストかどうかはわかりません。個人の体質や直感、先生との信頼関係をよく考えた病院選びが大切ですね。
不妊治療に不信感を抱けば、精神的にもマイナスで妊娠しやすい体質づくりに反します。
客観的に病院選びをするのではなく、主観で病院を選ぶことが大切です。
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