妊娠したいと焦るほど不妊の原因をひとり抱え込んでしまう女性
妊娠したいのに妊娠しない焦り。
この、不妊の悩みは女性側だけで解決できる問題ではありません。つまり妊娠の成功とは女性側と男性側の双方が妊娠の成功率を上げるための努力と原因の排除を行い、夫婦二人で妊活に取り組むことが大前提なのです。これは言うまでもない事実なのですが、妊娠したいと悩んだときはつい一人でがんばってしまう傾向にあるのが女性ですよね。
男性と違い、女性は妊娠しない原因を自分にあると考えてしまいがちな傾向にあるものです。夫婦が居て、妊娠しないのはどっちのせいだ?と不仲になるのは不毛なことですが、年齢ばかり重ねて妊娠しない悩みを女性ひとりが抱え込んでしまうことは良くありません。
さて、男性側の不妊原因として根本的な問題が挙げられます。
それは精子の絶対数が少ないケースです。
そもそも、近年の男性は精子の数が少なくなっている科学的報告があります。
精子の数が少ない、精子の運動性が悪い、奇形精子が多い…時代の変化や社会生活の構造変化にともなう生活習慣の変化は私たちの食生活や生活習慣を変えてしまいます。
その結果、昔とは違って今の人は…という様々な身体変化を生じさせているのです。
そのうちのひとつに不妊原因でもある、精子減少という問題を生み出しています。
これではいくら女性側が不妊治療をがんばっても成果はでません。
繰り返しますが、妊娠は独り相撲では成功しないのですから。
他方、先天的な生殖器異常によって精子数が少ないこともあります。しかし、生活スタイルの変化が精子数や運動性に影響をあたえていることが大半でしょう。
現代社会はストレス社会です。
精子数と運動性は男性の体調によって変化しますが、過剰な仕事や残業、複雑な人間現関係など日常的にストレスを強く感じていると精子の状態に大きな影響をあたえます。
加えて、糖尿病、肝臓病、動脈硬化などの疾患も精子に影響を与えます。
こうした疾患の多くが、現代の食生活が影響していることは多いようです。
また、タバコを吸うことによって、精子数の現象も取りざたされています。
妊娠しやすい体質づくりは女性だけの問題ではありません。男性にも妊娠の成功に必要な身体的能力が欠けていれば妊娠の成功率はいつまでもあがりません。
先天的な問題はどうしようもないのですが、生活習慣など、自己解決できる側面は少なくないはずですから、妊娠は二人の作業であることを忘れずにいたいものです。
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