妊活中の体重管理は無理をしないで
体重管理も妊娠しやすい体質づくりには重要なポイントですよ。
また、体重管理というのは、太りすぎも痩せすぎも良くないということです。もっとも、適正体重を意識することは妊活に限らず人が健やかであることのバロメーターとも言えるのです。適正な体重を見立てるにはBMIと体脂肪率を把握するのが一般的です。
それぞれの算出方法は割愛させていただくとして――妊娠しやすい体質との観点からはBMIが20~24程度であることがもっとも妊娠しやすいと言われています。
体脂肪率については、18~20%あたりの人はホルモンバランスが不安定、18%を切ると子宮やや卵巣の機能が低下するおそれがあります。
なので、妊娠するためには?と考えた場合――
BMI 20~24
体脂肪率 22~25%
であることが理想的ですね。
私の場合は、不妊時の体重が55キロぐらいでした。身長から適正率を算出すると、もともと体重管理には苦労しなかった部類に属します。
だからといって、赤ちゃんが欲しいのに妊娠しない状況が続くと精神的にストレスを抱えてしまいます。
人は何らかのストレスを抱えると、無意識に防衛反応を起こすものです。
具体的には、イライラするから食べることでストレスを解消しようとしたりするのです。
ストレス太りとはそういうことで、その逆に、悩みを抱えて食欲が異常に減退してしまう例もあるでしょう。
ところで、妊活中に太ってしまった場合……
行き過ぎたダイエットは良くありません。例として、食事量をガツンと減らして短い期間に10キロ以上も減量してしまう方法は妊娠しやすい体質づくりには逆効果でしょう。
行き過ぎた体重減少は卵巣や子宮に負担を与えてしまいますし、崩れてしまったホルモンバランスにより、無排卵や無月経などの不妊原因を生じさせるからです。
それでは、妊娠を望む女性にとって適切なダイエット法は?
これは除外的に考えていただければ良いと思うのです。除外すべきダイエット法は、サプリメントやダイエット食品を軸とした方法による、急激な体重減少です。
急激な体重減少をともなうダイエット法のリスクを書いておきましょう。
食べなければ体重が落ちるのは自然な現象ですが、そこは人間です。何かのエラーには何かの自動修復機能が働きます。
つまり、体が弱まれば本能的に守ろうとするのが人の体なのです。
極端な例として、絶食をして体が飢餓状態に陥れば子宮機能が停止します。
子宮機能が停止するということは、無排卵や無月経などの症状を生じさせます。
これ……とてもじゃありませんが妊娠しやすい体質とは言えませんよね。
それでは私からのアドバイスです。
栄養価やカロリーに神経質になりすぎず、三食をきっちり食べてください。
その代わり、間食は控えてください。お菓子などです。
食べることと適度な運動をセットで実行してください。
生活のリズムを整え、きっちりと食べて、適切に代謝することに勝る方法はありません。
スポンサーリンク