妊娠するには不妊検査による不妊原因の把握が必要
夫婦で不妊検査を受けたことがありました。そのとき、不妊検査を受診しても不妊の原因が特定できないケースがあると聞かされたことがあります。
こういうケースのように、特に異常が見受けられないのに妊娠しないケースを機能性不妊と言うんだそうです。
ちなみに、妊活中のカップルの約一割は機能性不妊であるらしいですね。
一割が原因不明の不妊だなんてけっこうな率だと思います。
ただし、原因不明の不妊というのは言い換えれば、原因が見つからないという解釈もできます。つまり女性の場合、一般的な不妊検査では原因がなかなか発見できない傾向にあるようです。
一般的な不妊検査は三種類です。
子宮卵管造影検査
いわゆるレントゲン検査のようなものです。X線透視を用いて、卵管や子宮の形が閉塞していないかを見ます。子宮から造影剤を注入するので少々いたみを感じますが重要な検査です。
経腟超音波検査
内診台の上でおこなわれます。子宮・卵巣を押してみて痛みの有無など、確認します。
また、超音波プローブを挿入して子宮筋腫・卵巣のう腫・子宮内膜症などの身体異常を診ます。
血液検査
読んで字のごとく、血液検査です。
ホルモン検査や糖尿病など全身疾患の可能性も含めて、除外診断的に検査が行われます。
これらの一般検査でもとくに不妊の原因が見当たらない場合は次なるステップへと進みます。特殊検査です。
たとえば、見つけにくい原因の代表例がピックアップ障害で、機能性不妊の代表例です。
その内容は、卵管采の異常が、卵子を卵管に上手く取り込ませない症状です。
機能性不妊の場合、妊活には排卵誘発剤を使用することになりましょう。で、タイミング法や人工授精などの一般不妊治療が行われます。
それでも尚、不妊治療に効果が現れない場合、受精障害の可能性により体外受精による妊娠を試みる運びに……。
余談ですが、私たちの親世代と違い、私たちは現代の食生活や生活慣習により自分の身体が複雑でデリケート、そしてナイーブにできている感じがします。
自然妊娠が当然だった時代とは別に、妊活の高年齢化も伴い、妊娠には工夫も努力も必要な時代かもしれませんね。
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