不妊治療の前に健康診断からスタートした私
不妊治療は健康診断から始まった。
……のが私の場合。それというのも、10代のころから甲状腺が悪かった私。
夫と付き合いだしたころ、甲状腺で病院にかかったことがあるが今は行ってないという話をしたとき、具合が悪かったら先ず病院が信条の夫に強く強く勧められ、専門病院にかかることになりました。
結婚して飛行機で2時間かかるところへ引っ越してきてからも、さらに大きな専門病院への紹介状をいただいて通院。
長く患ってたわりに重症でもなかったようで、ほどなくして血液検査の値も通常のものになりました。ちなみにパセドウ病というやつ。
もともと(その病気のせいで)妊娠できないということもなかったのですが、夫は病弱な妻(というほどでもなかったのに)を妊娠させるのには抵抗があったそうで、ずっと避妊しておりました。
いよいよ真人間(健康)デビューとばかりに、子作り解禁ではなく「じゃあ、先ずは健康診断!」となるのは、やはり夫らしいというかなんというか……
いつの間にやら不妊治療
結婚のための引越作業で腰を痛めたり、環境が変わったせいか風邪をこじらせたり、腸炎になったり、なんやかやと病院にかかることが多かった私です。
腸炎になったときに大腸検査をし、じゃあ次は子宮がん検査と乳がん検査ということになりました。今年の4月のことです。
ただの健康診断とはいえ、何か異常があればその後も通いだすことになるかもしれません。
・通いやすい場所で
・子宮がん、乳がん検査が出来て
・評判の良いところ
と決め、夫の意見も聞きながら探しました。主にインターネットの情報ですが、かかりつけの町の病院に置いていた病院ランキング系の本で上記の条件で探していたところ、二桁台の位置にあった条件どおりの病院でした。
問診票には住所、氏名、生年月日、アレルギーの有無などの簡単な質問の他に、前回の生理、生理周期、未婚・既婚、結婚した時期、子どもが欲しいかどうかまで、B5サイズの用紙の裏表にびっしり項目がありました。
あと、基礎体温は独身時代からつけていたので、一緒に持っていきました。
一年ちょっと前に結婚、27歳、女、赤ちゃん欲しい。
たぶん問診票に書いたこれだけで、評判の良い女医センセイは聞き取りにくいぼそぼそ声で、
「フ〜ン、二層になってるから排卵はしてるみたいだけど……ちょっと○○(よく聞き取れなかった。高温期か低温期?)が短いね。クロミッド1錠でいいかな」
けっきょく、妊娠できない! 自分は不妊?! という自覚も無いまま、不妊治療に入ることになったのでした。
不妊治療に力を入れている婦人科病院だったので、「うちにくるなら不妊治療めあてだろう」という先入観があったのでしょうね。もっとも、夫と違って優柔不断で新しいことを始めるのにしり込みしてしまう私のことですから、こういうことでもなければ不妊治療を始める気にはならなかったかも……
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