妊娠することの価値
妊娠するにはどうすれば良いか?
その一方で、本当に妊娠したい?と、そんな問いかけがあっても良いと思います。
妊活し始めると、子どもが欲しい以上に妊娠したいことばかりにとらわれます。子どもが欲しいも妊娠したいも同じだろう?と言われるかもしれませんが、妊娠に成功することばかり考えはじめると、あることに盲目になるのです。
それは、自分たち夫婦には〝本当に子どもが必要なのか?〟という部分です。
結婚して子どもなし夫婦でいることの体裁に対する〝子どもほしさ〟ではなく、自分という個人の人生に子どもは本当に必要なのか?さらに、夫と自分の二人の個の人生において、その人生観のなかに子どもの存在は必要なのか?
逆に言うと、子どもが生まれたことを後悔しない人生だと言えるか?
体裁を保つために〝早く赤ちゃんを〟と焦ると、たとえ妊娠しても産後の精神状態に影響がでます。
最悪の場合、赤ちゃんなんて産むんじゃなかったと、自分や子どもを責めてしまう日々を過ごしている知人がいます。
みているだけでも寂しい気持ちになります……。
さて、妊活を考えるとき、夫婦で出来るだけ隠し立てしないで話し合うべきいくつかの質問があります。
二人にとってどれほど子供が重要ですか?
夫婦でゆっくり話し合う時間を作って下さい。子どもは愛し合って授かるものであって欲しいから。子どもが欲しいという結論が出た場合、どうして欲しいのかを考えてみて下さい。不妊の人だけが問われなければいけない問題ではないはずです。二人の関係にとって子供は重要ですか?
子供がいないことで夫婦間に問題がありますか?環境にも問題がありますか?周囲から焦らされる場合もあると思います。これは慣れるしかないのかもしれません。「子どもは?」などと聞かれた場合には、落ち込む前に「妊娠したら真っ先に報告するに決まってるんだから、周りが焦ってどうするの?」などと相手に落ち着いてもらえるよう工夫しましょう。子どもがいないことを悩んでいますか?
子どもが欲しいのにうまくいかないことに悩んでいますか?月経のたびに落ち込み、他のことが手につかないでしょうか?悩みすぎると授かれないということがあります。どちらか一人が先走りをしているのでもなく、夫婦ともに欲しい場合は悩みすぎる前に病院にかかることをおすすめします。早過ぎたり遅すぎるといったことはないのです。
医師はあなたがたのことを理解しようと努力してくれるはずです。現状を話せば少しは気分が落ち着くかもしれません。
子供のいない生活は?
子供がいない生活はどのようなものになるでしょうか?どうしても子供は必要でしょうか?二人でも楽しく過ごす方法はないでしょうか?自分自身の子供がいないという生活、養子なども選択肢として残す余裕があれば、気持ちも楽になります。自分を追い詰めないように。
以上四項目が、妊娠することの自分への価値観を問うポイントです。
子どもが生まれるということは親になるということです。親になるということは子どもへの責任が生じ、そしてなによりも子どもの幸せのために生きることです。
もちろん、子どもの幸せのためだけの人生でもありませんが、やはり親は親。
シングルライフとは違ってきます。
妊活中は妊娠の成功率ばかりに意識が向きますが、今回は自分にとっての妊娠の価値を問うことについて考えてみました。
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